梅雨明け前にも関わらず、真夏を思わせる猛暑日が続いています。目黒学院の校舎周辺の木々の緑も、蝉しぐれの勢いにもかなわず、水分を欲しているのか、いささか元気さのアピールに欠けます。
校舎内に目を向けると、中高一貫コースの生徒たちが一堂に会し、暑さをものともせず元気よくプレゼン発表会に注力しています。
大学入試で作文力やプレゼンの力を試す形式の試験が課されるようになって久しいのですが、実際に生徒たちと接していても、またグローバル化の社会で活躍するためにも、どの言語を使用する場合であれ、その力の収得は必要不可欠と感じます。
中高生に求められる、自分の考えをまとめ聞き手に確実に伝え理解を促す力、いわゆる発表力を身につけるためには、日々の教育活動の中にその機会を取り入れなければならないと考えています。
目黒学院では、週に一度「総合的な学習・探究の時間」の中に発表力を養うべくプレゼン研究の機会を設けています。1年間かけて、自分が選んだテーマに沿って資料集めからまとめ作業まで行い、最終的には中学生は3学年を縦割りにしグループで高校生は単独でまとめた内容をプレゼン形式で発表することにしています。
今回は中間発表的に、終業式前日7月19日に、中高一貫コース全生徒が小ホールに集結し、生徒や教員の前で順番に発表を行っています。
また大きな拍手が沸き起こっています。そろそろ発表会も終盤に差し掛かってきたようです。それでは私も失礼して、また生徒たちの学習し探究してきた成果を参観したいと思います。