2021.11.18
校外宿泊研修「東日本大震災から学ぶ」(中学2年生)
中学2年生はここ数年、岩手県で東日本大震災研修を行ってきました。今回は場所を移して、11月10日(水)から2泊3日の行程で福島県の震災復興の様子を体感してきました。
1日目は双葉町にある災害伝承館で、地震・津波、そして福島家第一原発の事故による被害を資料や語り部の方から学びました。双葉町は津波が浸水し、さらに原発事故を受け、2020年3月に避難指示が解除された土地でした。生徒たちは津波の被害に遭った小学校の跡地を目の当たりにして、改めて自然の恐ろしさを感じたようです。震災から10年たった今でも家に住めない人々がいるということも衝撃を受け、自分たちの日常を考えるきっかけになりました。
2日目は天栄村でおにぎり体験とハイキングをしました。原発事故に立ち向かい、米への放射能ゼロを目指した天栄村のお米で握ったおにぎりをお弁当に詰め、ハイキング(登山?)へ。道なき道をつまずいたり滑ったりしながらも、全員が登頂しました。頑張ったあとのお弁当はとってもおいしかったです。そのあとグループに分かれて民泊しました。それぞれの民泊先でおいしい夕食をいただき、また、お手伝いなどを体験しました。
3日目はヤーコン掘りとピザ作りを体験しました。関東ではなかなか出回らないヤーコンを見て、生徒たちは興奮していました。そしてピザは、かまどからつくりました。災害時に家にあるもので調理具をつくれることを学びました。ピザも粉から作りました。普段やらないことを体験したことは良い思い出になったことでしょう。
3日間の研修を通じて、生徒たちは災害の恐ろしさを改めて感じ、自分たちの地域での防災・減災について深く考えることができたと思います。この経験をこれからの生活に活かし、更に学びを深めていこうと思います。