令和3年3月10日(水)、令和2年度目黒学院高等学校第73回卒業証書授与式が執り行われました。中高一貫コースにとっては、21期生が卒業を迎えることとなりました。今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、二部制での卒業式となりました。
卒業生代表からの言葉には、大学入試改革やその見直し、新型コロナウイルス感染症など3年間を振り返ると様々な場面での“変化”の瞬間に立ち会う場面が多かったとの話がありました。そのような状況の中から、本番を迎えるための準備の大切さ、情報をいかに早くかつ正確に手に入れることの必要さ、どんな状況でも臨機応変に対応する力を学び、どのような状況だったとしても試練を乗り越えた先に必ず成長させてくれる何かが待っているのだということを話してくれました。その試練を乗り越えようとするのを支えて下さった先生方や、友人、家族など卒業生に関わった全ての方々への感謝の言葉と共に、これから歩む道で、目黒学院で学んだことを胸に新しい場所でも学ぶことを決してやめず、精進していくとの力強い言葉をもらいました。
在校生代表からは先輩方への感謝の言葉が述べられました。また、平成から令和へと改元され目まぐるしく世の中が変化し続ける中、新型コロナウイルス感染症の影響で学校行事の中止や部活動からの歯がゆい引退、進路に向けた舵取りへの焦りなどがある状況においても、この経験をプラスに受け止めて将来に役立てられる、僕たちにとって大切で立派な先輩であることを忘れないで下さいとの話がありました。今後、幾多の障壁を迎えた時でも、校訓である「明朗・勤勉・礼節」を胸に留めて乗り越え、日本の将来を担う一員として羽ばたいて行かれることを祈念し、先輩から受け継いだ伝統を後世に残し、目黒学院のさらなる発展への原動力になることを約束してくれました。
在校生からは、感謝の気持ちを大きな絵にして中庭に用意しました。例年とは違う卒業式、先輩方にとってより華やかな場になるようにと思い、生徒自らが企画しました。「百花繚乱」とは、優秀な人物が数多く現れ、立派な業績がたくさんでる状態を意味しますが、この絵には、先輩方一人一人が持つ個性や可能性を虹色の鳥として表し、これから進む未来で、満開の桜のように花開き、輝き続けられるように、という願いが込められています。
卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。また、保護者の方におかれましても6年間という長きに渡り教育活動にご理解ご協力いただきましてありがとうございました。皆様の今後のご活躍とご健康を、目黒学院一同ご祈念申し上げます。
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