令和6年10月12日(土)、キャリアゼミ「アイデアでスマホを動かす!コードを書かないプログラミング体験②」が選択講義室で行われました。講師としてTRUNK株式会社より代表取締役 社長の西元 涼 氏と、IT業界で活躍されている木崎 千尋 氏に来校していただき、アプリによる模擬プログラミング体験と会社の紹介、今のIT業界の仕事についてそれぞれ講義をしていただきました。
TRUNK株式会社代表取締役 社長 西元 涼 氏
プログラミング体験は「Marvel(マルヴェル)」というアプリを使用して模擬ホームページの作成をしました。生徒は9月に修学旅行へ行ったこともあり、7月の講習による「提案」、9月の修学旅行による「経験」、そして今回の「改善」をすることで商品としてどのようにしたら喜ばれるか、必要な事柄は何かを考えるきっかけとなりました。7月のキャリアゼミに参加した生徒は今回初参加の生徒と協力し、「前回自分が考えた内容」を伝え、その内容を互いに意見を出し合って「あったらいいなと思うページ」、「項目の関連性から必要なページ」などを、修学旅行を経験したからこそ思いつく内容を手書きで作成し、前回より改善された模擬ホームページが作成されました。
令和6年度キャリアゼミ「アイデアでスマホを動かす!コードを書かないプログラミング体験」
最後にそれぞれの班が作成したホームページを発表しました。同じテーマであっても、ターゲットや体験価値、物性価値がそれぞれ異なり、とても興味深いものとなりました。
木崎 千尋 氏
木崎氏から近年のAI技術の発展として「ChatGPT(チャットGPT)」の実演をしていいただき、「架空の学校のホームページを作成する」内容を入力し、出力されたHTMLコードを「Figma(フィグマ)」というデザインツールを使用して、数分でホームページが作成できることを紹介していただきました。
今回の体験は商品の開発に欠かせない職業体験となり、生徒一人ひとりが「楽しかった」や「自分の適正には合わない」「進路のことを決める大きな材料となった」など、様々な考えを持ちました。生徒は将来やりたいことのために受験を始めています。志望する進路に向けて自分を見直すきっかけとなったと思います。
【生徒の感想】
「アプリ開発、プロトタイプの作成は日常では中々関わることが無いですが、イベント等があれば積極的に参加してみようと思います。また、ChatGPTの使い方の拡張をしてみようと思いました。」
「グループで話し合うことができ、よりよいものが作れた。そして、社会に出てから使えると良いChatGPTの使い方を知ることができた。」
「自分のスマホに入っているたくさんのアプリ1つ1つに、今回体験した以上の労力がかかっており、1つのアプリを開くだけでも見る目が変わった。」
「自分の将来に確実に絡んでくるWebやプログラム、アプリ開発に関するとても良い話を聞き、進路のことを決める大きな材料となった。とても面白く、良い経験になった。」
「アプリを開発して、それらを使って本当に必要な機能なのかを確認することが大切だと感じた。」
※目黒学院のキャリアゼミについて
目黒学院高等学校では「総合的な探究の時間」において3年間を通じたキャリア教育を実施しています。キャリアゼミは、日々の教科学習とは異なった視点から物事をとらえる体験を通じて、キャリア発達を促進させるための活動です。進路選択における自己決定は多様であり、どのようなことがきっかけになるかは分かりません。しかし日々の生活の繰り返しの中で、人生に影響を与えるような刺激的な出会いに遭遇しようとするのはかなり難しいことです。そこで、キャリアゼミに参加し、新たな刺激を受けることで進路選択のヒントを見つけられるよう、年間を通して様々な講座を開講しています。生徒が自ら希望する講座に登録し受講します。