キャリアゼミ「アイデアでスマホを動かす!コードを書かないプログラミング体験」が選択講義室で行われました。講師としてTRUNK株式会社より代表取締役 社長の西元 涼氏とインターンシップ生の武井 里紗氏に来校していただきました。アプリによる模擬プログラミング体験と会社の紹介、今のIT業界の仕事について、インターンシップ生からはインターンシップについてそれぞれ講義をしていただきました。
TRUNK株式会社代表取締役 社長 西元 涼氏
プログラミング体験は「Prott」というアプリを使用して模擬ホームページの作成をしました。「修学旅行が楽しくなるアプリ」をテーマに、画面を手書きで作成し、写真に撮って本物のwebサイトのように動くように作りました。2年生は9月に修学旅行が控えているため、そのときにどのようなものがあれば便利になるか、修学旅行そのものが楽しくなるものはなにかなど、アイデアを出しながら作成していきました。
一人ひとり考えや捉え方が違い、他人が興味を示すためには何が必要か、そして一つのものを作るにはたくさんの知識と情報が必要なことを生徒は直接体験することができました。
横浜国立大学 インターンシップ生 武井 里紗氏
インターンシップ生の武井氏からインターンシップとはどのようなものか、アルバイトとインターンシップの違い、仕事と勉強の両立方法などの話しをしていただきました。生徒は大学生にインターンシップを始めたきっかけや、高校生活についてなど、様々な質問をしました。
また、約10年間で各会社がどのように変化をしていき、どのような人材を必要としているのか。エンジニアになるために必要な勉強や経験について、お話しして下さいました。様々なエンジニアやプログラマーなどの職種に興味をもつきっかけとなりました。
【生徒の感想】
「今まで自分が作成してきたホームページは自分がどんなことを載せたいか、見栄えは良いかを中心に考えていたため、利用者のことはよく考えていなかった。今後は自分が伝えたいことだけではなく、利用者のことも考えて作成できるようにしたい。」
「キャリアゼミの直前で理系から文系に進路を変更して、将来の職業に悩んでいたけれど、Web会社というのも選択肢になることが分かり、さらに視野が広がった。」
「中々プログラミングを体験できる機会がなかったので、実際にプログラミングに関わる仕事をしている方の話を聞けてよかったと思います。」
「プログラミングは1人で黙々と作業する職業だと思っていたけれど、様々な分野に分かれていてその人たちが協力して行うものだと知り意外と感じました。また、長文で伝えるより、絵などで伝える方が伝えたいことを伝えやすくなるのに加え、印象に残りやすく目に映りやすいと考えた。」
「スマホのアプリやパソコンのサイトを使用するとき、どのような人がどんなチームで作ったのか、アイコンや文字のレタリングはなぜこれなのか。ということ意識したいです。自分が将来何をしたいのかを考え、目標をたて生活していくようにしたいと思います。」
「Prottアプリを使ってアプリのデザイン案を考えたり、共有し合ったりと体験してみて自分にはちょっと難しかったですが楽しかったです。」
※目黒学院のキャリアゼミについて
目黒学院高等学校では「総合的な探究の時間」において3年間を通じたキャリア教育を実施しています。キャリアゼミは、日々の教科学習とは異なった視点から物事をとらえる体験を通じて、キャリア発達を促進させるための活動です。進路選択における自己決定は多様であり、どのようなことがきっかけになるかは分かりません。しかし日々の生活の繰り返しの中で、人生に影響を与えるような刺激的な出会いに遭遇しようとするのはかなり難しいことです。そこで、キャリアゼミに参加し、新たな刺激を受けることで進路選択のヒントを見つけられるよう、年間を通して様々な講座を開講しています。生徒が自ら希望する講座に登録し受講します。