2017.09.11
東日本大震災被災地訪問 1
私たち2年A組は、今年の第54回梧林祭(文化祭)のクラス企画として『東北復興支援販売会』を行います。東日本大震災で被災し、後に新工場で再稼働しましたが、工場再建までに販路を失った生産者の方々が丹精込めて作った缶詰やドリンクなどの商品を販売し、支援することにしました。また、グループごとに、当時の被災状況や復興の現状、さらに今後私たちにできること、またやらなければならないことなどをまとめて発表します。
東日本大震災当時小学4年生だった私たちは、地震や津波の本当の恐ろしさを実感できませんでしたし、震災から6年半経った被災地の現状もよく分かりません。
そこで、親の承諾を得られた希望生徒5名と担任の先生で、実際に現地に行き、今なお残っている震災の爪痕や復興の状況を自分たちの目で見てきました。また、特定非営利活動法人である『こども∞感ぱにー』の活動の一つである「黄金浜ちびっこあそび場」にお邪魔し、代表の方に活動内容を伺ったり、私たちが梧林祭で販売する商品を製造している会社の一つ『木の屋石巻水産』を訪問し、工場長に津波の被害から再稼働までの厳しい道のりを聞かせていただきました。
■8月22日(火) 1日目
▼石巻市立大川小学校
小学1年生もタケノコ採り等で慣れ親しんだ裏山。
ここに避難した生徒たちだけが助かりました。
コンクリート壁の上にある白い立札が津波の到達した地点です。
4枚の写真の左上が在りし日の大川小学校。
左下が津波に襲われた後の姿。
※慰霊碑(撮影禁止)に刻まれた被害者の名前と年齢の中に、当時の私たちと同じ9歳の児童も複数含まれていました。
▼日和山公園
震災当日の非難の様子。
手すりに掲示してある写真が、震災前の景色。
▼仙台市立荒浜小学校[海岸線から700mの位置にあります]
現在は閉校し、震災遺構として一般公開されています。
校舎の壁の赤い線が、津波の到達地点。
震災当日の避難の様子。
震災前の航空写真。
震災から6年半経った現在は、屋上から見渡す限り、一面の野原でした。